横浜ベイ・シェラトンホテル内にある「木の花」は私のお気に入りの場所である。 先日は席がなく寿司コーナーを試したが、今度こそ久々に懐石料理を食べようと思っ ていた。 ホテルのロビーに着いたところで、例によって、席の空き具合確認・予約をコンシェ ルジェにお願いしたところ、運良くホール席が空いていた。 前回も書いたが、ビルの8階にありながら、ホール席と個室からは日本庭園を望むこ とができ、味だけでなく雰囲気までも「和」の世界を堪能することができるのである。 ホテル内の施設であるから風流さでは他に譲るものの、味や接客や落ち着ける度合い などを含め総合的に、私はここを一番気に入っているのである。 この日注文したのは次のとおり。  季節の御料理がさね 楽コース :¥12,600            木の花彩膳:¥7,350            梅酒   :¥913            ウーロン茶:¥640 先附けから始まって、椀盛り、造里、八寸、口直し、焼き物、煮物、食事、水菓子と、 飲み物を飲みながら歓談していれば、程よいペースで仲居さんが運んできてくれる。 こういう食事をすると、その繊細さに心が洗われ、季節の移り変わりすらも忘れてい た自分に気がついたりもする。 このような機会を持つこと自体が非日常的になってしまっているから余計そう感じる のであろうが、懐石料理とは単なる食事にとどまるものでなく、一つの文化なのだと 思う。 画像は、楽コースの造里と八寸(左)と食事(右)をアップ。 他の画像についても、ぜひギャラリーで確認されますように。