さぁそろそろ環状2号沿いのラーメン屋も大詰めだ。今日は外回りの車線にあるちっこい 店に行ってみようかな。と思いながら店の前を通ると、灯りが薄暗い。やってんのか? 通り過ぎてしまったので戻ってきて、店の脇から細い道に入り、裏通りに車を停める。 店に入ると、おっちゃんが1人作業をしていた。客はいない。と、おっちゃんが 「すみません、今日はもう終わっちゃって。」ん?よく見ると夜9時までとなっている。 あぁもう9時過ぎてた。 しかたなく、環状2号の内回りの車線に移り、今度は辰巳屋だ。 こちらは店の前に数台置ける駐車場がある。店に入ると、ちょうどアベックが一組自販機 の前でメニューを迷っている。他には客はいない。カウンターの中にはおっちゃんが1人。 店の中はカウンター席のみだった。 前のアベックが食券を買い終え、わての番がきた。さぁ何にするか。和風トンコツなるもの があるなぁ。なんのこっちゃ?味噌もある。チャーシューもある。ふーん。で、わてが選 んだのは「ラーメン」(\600)。そう、ただラーメンと書いてあるだけのメニュー。ここは トンコツを売り物にしている。これが店のラーメンであり、和風トンコツは別物であろう。 そして餃子を探す。あれ?餃子がないぞ。しかたない、ラーメンの中盛券(\100)を買おう。 カウンターに座り、食券を出して待つ。その間にもう一人客がきた。 そうこうしているうちにラーメンがやってきた。今いる客のメニューが間髪いれず次々出て くる。一緒に作ったんか? 中盛の割には大きさは普通じゃんか。スープは真っ白。油が浮いていていかにもしつこそうだ。 こりゃ戦国の再来か?とりあえずスープを一口。ん?戦国みたいにきつくはないぞ。これ醤油 はいってんのか?どちらかというと家系の醤油トンコツに近い味だ。それでもこちらのほうが しつこいが。ラーメンには海苔とほうれん草、そしてチャーシューが乗っている。 麺は太麺。食べてみる。なんじゃこりゃ?半煮えに近いぞ。いや半煮えではないけど、それに 近い。こんなのコシがあるとかそういう問題じゃない。この麺はまったく話にならん。 それでもめちゃめちゃ腹減っていたので、麺は全部食べた。 スープはというと、意外といける。が、見た目、これ全部飲むと体に悪そうだな。そう思い全部 飲み干すかどうか迷いながら蓮華でスープをすくって飲んでいると、小さな虫がスープに入った。 あっ・・・ これは神様がやめておきなさいと言っているということか。スープをそれ以上飲むのはやめた。 食べ終わってから戦国みたいに気持ち悪いとはならないが、やはりちょっとしつこさが残る感じ ではある。やはり、わてにはバリバリのトンコツはいかんなぁ。