さて、今回もまたまたフランス料理です。場所は横浜市都筑区北山田のマンションの 一階にある。店名はカランデールと読むが、フランス語でカレンダーという意味らしい。 つまりは季節の食材を取り入れたメニューとなっているとのこと。 さて、この店に入るのは実ははじめてだ。駐車場はなく、車の場合店の前に路駐する しかない。が、交通量はほとんどなく、道幅も十分なので、通報されない限りは検挙 されないであろう。 平日の夜なので、店内は10人程の団体客以外はいなかった。われわれは団体客と離れた 席に案内された。ここからは団体客も見えず、声がしなければ貸切状態だ。 メニューはコースのみ。シェフお薦め(\6500)ともう一つ(\4000だったかな?)。違いは オードブルが一つ減るのと食材が異なるとのことだった。今回はシェフお薦めコースを 選択した。 さて、コースのはじめは牡蠣であった。茶碗に入れて蒸したものだ。牡蠣は嫌いだと 半蔵屋編でも書いたが、おいしくしてくれれば食べられる。で、これまた、うまかった。 牡蠣の感触はあるものの、味はGood!横に添えられているのはガーリックトースト。 次に来たのは牛頬肉だ。これがオードブルかい、という感じではあるが、まぁまぁの お味ですな。横に添えられているたまねぎが種類はしらないけど、非常にうまかったな。 感触といい、味といい、暖かさといい。こちらの方がヒットだった。 次に来たのはオニオンスープですな。このスープが辛くないのに、甘辛い印象を与える。 味付けは日本人好みのちょっと醤油っぽい感じだけど、なかなかいける。 次はいよいよメインの魚。名前を聞いたけど忘れてしまいました。ホウボウとか言った かな。これがまた、なかなかのお味で。ソースがなんだか忘れてしまったが、あまり強く 主張しておらず、ベースは塩味っぽいんだけど、さっぱりした感じで素材の魚の味が出て いるなかなかの逸品だ。横にあるのはムール貝で、これがまた苦手な素材であるが、やは り食感はムール貝であるが、味はまったく問題なく食べれる。この辺が素材の良さか、 味付けの良さか、はたまた両方か?とにかく嫌いなものでも食べれてしまうのがいいねぇ。 さて、次こそは本当のメインだ。牛ロースのステーキ。赤ワインのソースがかかっている。 肉はやわらかくジューシーで、ソースも程ほどの味にしてあり、肉のうまみが口の中に広がる。 ステーキの上にあるのはマッシュルームのホワイトソースだ。これもアクセントを添える 程度で、でしゃばらず、かといって、それなりに味を主張している。周りに添えてあるのは ブロッコリー、赤蕪、人参と三角形のはシメジのなんていうんだっけ?まぁパイのような もんだが、まぁこれはそれなりだ。 最後はデザート。4つの品が一つの皿に盛り付けられ、色鮮やかだ。ヨーグルトのムース、 生クリームのクレープ、柿のコンフォート、ブルーベリーのシャーベット。ヨーグルトの ムースはさっぱりしたさわやかな味で最後のデザートにふさわしいものだ。生クリームの クレープは少し固めだが、甘くてコーヒーもしくは紅茶と一緒に楽しみたいが、コーヒーは 残念ながらデザートを食べ終わってからだった。柿のコンフォートは柿の食感はそのまま だが、味がまたただの柿とはちょっと違って面白い味だ。ブルーベリーのシャーベットは まぁ普通だね。中でもやはりヨーグルトのムースは上品な味でヒットだったね。 今回この店は初めてだったが、全体的に料理があまり懲りすぎてない感じ。それだけに素材 の味がダイレクトに伝わってくるのだろうが、すべて出されたものはおいしかった。前回の 半蔵屋ほど値は張らないし、ちょっとフランス料理を食べようかなという気になったとき には、なかなかよろしいのではないだろうか。最後に、空いていた事もあるだろうが、 コックが挨拶に来た。嫌いな素材は言ってくれれば、別の素材にも変えますよとのこと。 是非!