小倉橋から少し戻って、今度は国道413号で津久井湖方面へ向かう。城山ダムを渡る頃、 だんだん雨が激しくなってきた。そしてしばらくするとバケツをひっくり返したよう 状態になった。なじゃこりゃ?太井の交差点を左折し、しばらく行くと、三井大橋に着いた。 橋の手前右側が少し広くなっていて、そこに車を停める。雨は少し弱くなったが、相変わらず 降っている。車を降りると、すぐ近くから小さな滝のような音が聞こえる。大雨で大量の 水が流れているのか?三井大橋の案内板があった。 橋名のプレートはけっこう立派なものだ。橋の欄干部には写真にあるように灯りがついており、 橋自体は明るい。しかし、交通量は非常に少なく、雨の湖上に架かかっており、周囲からは 雨と水の流れる音しか聞こえず、非常に不気味だ。撮影を終え、そそくさと車に戻る。 そして車で橋を渡り、車を停め、100選の碑を探すが、こちら側にも見つからなかった。 三井大橋は県道鳥屋川尻線(513)に架かる道路橋で、津久井湖の完成に伴う塩民橋の付替で 昭和39年(1964)に架設された。(かつて、ここに「塩民の渡し」があり、左岸の三沢(塩民) 地区と右岸の荒川地区(いずれも水没)を結んでいた。)鋼ランガー橋で、橋長212m、幅員5.5m。 朱色のアーチを描く長大橋であり、この地にふさわしいランドマークとなっている。