さて、次は天神橋から北上。金沢区に入ってすぐのところに夕照橋はあった。橋の手前 に公園のような広場がある。この橋は車の往来が激しい。近くの歩道に車を停め、広場 から全景を撮る。 公園のところに夕照橋と書いたモニュメントもある。かなり有名なようだ。しかし橋自体 は昭和60年の竣工だ。橋を歩いて渡り、反対側に出ると灯篭のようなものがあった。 そこにはプレートが二つはめ込んであり、手作り郷土賞というものと橋名の由来が書いて あるものだった。 それによると、金沢は金沢八景と言われるように古くから風光明媚なところであった。 夕照橋(ゆうしょうばし)は野島夕照(のじまのせきせう)にちなんで命名されたとのこと。 金沢八景とは州崎晴嵐、瀬戸秋月、小泉夜雨、乙艫帰帆、平潟落雁、野島夕照、内川暮雪、 称名晩鐘。 ちなみに手作り郷土賞は昭和61年、建設大臣からふるさとが誇りとする橋ということで贈 られたようだ。 さて、今度は橋の反対の歩道を戻ってきた。すると釣り人が欄干の端にいた。ちょうど その足元に100選の碑があった。碑の前には網が立てかけており、さらに自転車がその前に 置かれていた。わては釣り人にこの碑の写真を撮りたいと告げると、あっ!といって速やか に自転車と網をどかしてくれた。わてが写真を撮る間、網と自転車を持った彼はじっとわて を見ていた。終わって礼を言うと、釣り人は網と自転車を元の場所に戻した。なんか釣れる のか?